第8章 度数分析

この章では,「inline 度数分析」ツールについて見ていきます。jamoviの基本構成では,ここには次の分析メニューが含まれています(図8.1)。

度数分析のメニュー

図8.1: 度数分析のメニュー

  • 1標本比率検定
    • 2値目的変数[2項検定]
    • 多値目的変数[\(\chi^{2}\)適合度検定]
  • クロス集計表
    • 対応なし[\(\chi^{2}\)独立性検定]
    • 対応あり[マクニマー検定]
  • その他
    • 対数線形回帰

これらの分析メニューは,いずれも観測データの度数や比率について分析を行うものです。分析メニューは,1標本の検定とクロス集計表分割表)の検定に分けられています。また,それらとは別に「対数線形回帰」のメニューも用意されています。「回帰」という名前がついていますが,これも度数に関する分析手法の1つです。