3.6 .r
: スクリプト
コンソールでは複数のプログラムをまとめて実行するのは煩わしくなってしまう.
開発をする際はプログラムをあらかじめ記述しておき,任意の単位でコンソールに渡して実行した方が楽である.
RStudioでは.r
でプログラムを記述しておいて,簡単に実行することができる.
3.6.1 スクリプトファイルの作成
R Scriptファイルは左上の+マークのボタンを押して表示される[R Script]をクリックすると作成できる.
ショートカットコマンドとしてcommand + shift + N
(Windowsではctrl + shift + N
)が用意されている.
新しいR Scriptファイルを作成すると左上に編集用のタブが表示される.
このファイルにRのプログラムを記述することができる.
プログラムを記述したら,command + s (win: ctrl + s)
で編集内容を保存することができる.
3.6.2 プログラムの記述と実行
作成したR Scriptにプログラムを記述していこう. 例として,以下のコードを入力してみよう.
train <- iris[,-5]
centers <- 3
result <- kmeans(x = train, centers=centers)
iris$estimated_cluster <- as.character(result$cluster)
ggplot(iris) +
geom_point(
aes(
x = Sepal.Length,
y = Petal.Length,
group = estimated_cluster,
color = estimated_cluster
)
)
次に,これらのコードを全て選択して,編集ペーンの右上にあるRunボタンを押してみよう. すると,選択されたコードがコンソールのペーンで実行されていることがわかる.
また,プロットなどで図を描画した場合には右下のペーンに表示される.
コンソールでは以前の入力が流れていってしまうが,R Scriptファイルにプログラムを記述してから実行すれば 同じ箇所のコードを何度も入力する必要がなくなる.
Exercise 3.5 (R Scriptによるプログラムの実行) 新規にR Scriptファイルを作成したのち,以下のプログラムを記述して実行せよ
x <- c("My name is John.")
y <- c("I'm 19 years old.")
sentense <- paste(x, y, sep=" ")
print(sentense)