2.3 One Sample T-Test(1標本t検定)
スチューデントの1標本t検定は,「真の平均値が特定の値(多くの場合「ゼロ」)に等しい」という帰無仮説について検定します。検定の結果得られたp値が低い場合,帰無仮説が正しくない(つまり真の平均値は指定した値とは異なる)可能性が高いことを示します。
スチューデントの1標本t検定は,データが正規分布から抽出されていることを前提としています。この仮定が適切でないと考えられる場合には,ノンパラメトリック検定であるウィルコクソン符号順位検定を使用することもできます。
Dependent Variables(従属変数) 分析対象の変数を指定します。
Tests(検定) 分析に用いる検定を指定します。
- Prior [ ](事前値) ベイズ因子の算出に使用する事前値を設定を行います。初期値は0.707です。
Hypothesis(仮説) 検定に用いる仮説を選択します。
- Test value [ ](検定値) 比較したい値を指定します。
- ≠ Test value 平均値が検定値と異なるかどうかを検定します(両側検定)
- > Test value 平均値が検定値より大きいかどうかを検定します(片側検定)
- < Test value 平均値が検定値より小さいかどうかを検定します(片側検定)
Missing values(欠損値) データに欠損値が含まれている場合の対処方法を指定します。
- Exclude cases analysis by analysis(分析ごとに除外)
- Exclude cases listwise(行全体を除外)
Additional Statistics(追加の統計量) 一般的な分析結果に加えて算出したい統計量を指定します
Assumption Checks(前提チェック) 検定に必要な前提条件が満たされているかどうかの確認を行います