4.5 N Outcomes [Multinomial](多項ロジスティック回帰)
多項ロジスティック回帰は,回帰モデルの目的変数が「名義型()」で,その変数の取り得る値が3種類以上ある場合に使用される分析手法です。
Dependent Variable(従属変数) 回帰分析に使用する目的変数を指定します。
Covariates(共変量) 回帰分析に使用する説明変数のうち,連続型()のものを指定します。
Factors(要因) 回帰分析に使用する説明変数のうち,名義型()のものを指定します。
(モデルビルダー) 交互作用を含むモデルの作成や複数モデルの比較を行います。
(基準レベル) 比較基準として用いる水準値を指定します。
(モデル適合度) モデル適合度に関する設定を行います。
(モデル係数) モデル係数に関する設定を行います。
(推定周辺平均) 各効果の周辺平均値(回帰モデルによる推定値)に関する設定を行います。
4.5.1 Model Builder(モデルビルダー)
交互作用を含むモデルの作成や複数モデルの比較を行います。
- Predictors(予測変数) 分析モデルに含まれる予測変数(説明変数)の一覧です。
- Blocks(ブロック) 説明変数を組み合わせて分析モデルを作成します。
4.5.2 Reference Levels(基準レベル)
分析において基準とする水準の値を設定します。
- Variable(変数) 名義型説明変数の一覧です。
- Reference Level(基準レベル) 回帰係数を算出する際の基準レベルを指定します。
4.5.3 Model Fit(モデル適合度)
モデル適合度に関する設定を行います。
- Fit Measures(モデル適合度) モデル適合度の指標を指定します。
- Pseudo R²(擬似決定係数) モデルのあてはまりの程度を標準化した値を算出します。
4.5.4 Model Coefficients(モデル係数)
モデル係数に関する設定を行います。
- Omnibus Test(オムニバス検定) 各説明変数についてオムニバス検定を行います。
- Estimate (Log Odds Ratio)(推定値:対数オッズ比) 回帰係数の推定に関する設定を行います。
- Interval [ ] % 信頼区間の幅を指定します。
- Odds Ratio(オッズ比) 各説明変数のオッズ比に関する設定を行います。
- Interval [ ] % 信頼区間の幅を指定します。
4.5.5 Estimated Marginal Means(推定周辺平均)
各効果の周辺平均値(分析モデルに基づく平均値)の推定に関する設定を行います。
Marginal Means(周辺平均値) 周辺平均値の算出対象を指定します。
General Options(全般オプション)
- Interval [ ]% 信頼区間の幅を指定します。
Output(出力)