3.6 リスト

リストとは,異なるタイプのオブジェクトを要素に持てるオブジェクトである. 例えば,1つ目の要素にベクトル,2つ目の要素にデータフレーム,3つ目の要素に関数を格納することもできる. もちろん,リストの要素としてリストを格納して入れ子構造にすることも可能である.

vec <- c(1,2,3) # ベクトル
df  <- as.data.frame(matrix(1:12, 3, 4))
myfunc <- function(a,b) {a + b}

myList <- list(vec, df, myfunc)
myList
## [[1]]
## [1] 1 2 3
## 
## [[2]]
##   V1 V2 V3 V4
## 1  1  4  7 10
## 2  2  5  8 11
## 3  3  6  9 12
## 
## [[3]]
## function(a,b) {a + b}
## <environment: 0x7fa51947e690>

関数や分析の結果として,リスト形式で関連データを保持しておくのにも便利である.