3.9 自作関数の定義

自信が欲しいと思う全ての関数が予め用意されているとは限らない.そのような時は自分で新たに関数を定義することもできる. 関数の定義は以下のように記述すれば良い.また,関数の最後には必ずreturn()を用いてなんの値を返すのかも合わせて定義しておく必要がある.もしこれがなければ,関数が実行されても表面上なんの結果も得られないという状態になる.

myfunc <- function(x) {
  # 引数xを2倍する
  return(2*x)
}

新たに定義した関数は通常の関数と同じように利用できる.

myfunc(2) # 2を2倍するので4が返ってくる
## [1] 4

注意事項として,自作した関数は一度Rを終了した場合,次回起動時には環境に残っていない. 再度定義し直す必要があることを覚えていて欲しい.

この煩わしさを回避する方法として,.Rprofileというファイルを作成して記述しておくことで, RStudioの起動時にコードを実行させる方法があるが,興味がある人は調べてみて欲しい.