全体集合S,二つの事象A,B⊂Sについて,A∪B,A∩Bの確率を考える. これについて以下が成り立つ.
Theorem 1.1 (和事象の確率) P(A∪B)=∑ei∈A∪BP(ei)=∑ei∈AP(ei)+∑ei∈BP(ei)−∑ei∈A∩BP(ei)
明らかに,A∩B=ϕのとき,P(A∪B)=P(A)+P(B)が成り立つ. さらに一般化して,Ai∈S,i=1,…,kかつAi∩Aj=ϕ,i≠jとして
P(k⋃i=1Ai)=k∑i=1Ai
が成り立つ.